「組織に経営理念が浸透しない3つの毒素と解毒剤」

こんにちは。

リンクスビジネスラボラトリー代表の山田です。

さて、今回は「経営理念」の効果的浸透法について、数回に分けてご説明させて頂きたいと思います。

というのも、最近、私どもに寄せられるご相談で、特に増えてきているテーマの一つが「一生懸命作った経営理念が、まるで大理石に水をまくように浸透しない」

というものなのです。

 多くの賢明なビジネスリーダーの皆様が

長引く経済混乱の中、小手先のテクニックだけでは通用しない時代が到来し、経営の本質的土台となる「経営理念」の存在が必要不可欠であることに気が付かれ、決して安くないお金と時間を費やして、経営理念の再構築に真剣に取組まれておられます。

 そして、完成した「経営理念」を社員手帳に記載し、朝の朝礼では皆で奨励し、会社によっては、昇格試験に経営理念についてのレポートを提出させるなどして、懸命に経営理念の浸透に努めておられます。

 ところが、半年経っても、1年経っても、3年経っても、全く組織に浸透しない。

 浸透しないどころか、管理職の立場にある方々が「あれは額縁にいれて来客者に見せるもの」などと平気で口にする組織もある始末です。


◆経営理念の必要性を認識しビジネスリーダーが一生懸命に作る。
◆それを、様々な浸透策を計画し実施する
◆なのに、中々浸透しない(どころか、無言の抵抗まで発生する)

 何故、このようなことが起こるのでしょうか?

 当社が100社以上の経営理念浸透のコンサルティングサポートをさせて頂き、その実体感から診えてきたこと。

 それは浸透しない組織には、いくつかの要因が共通して存在しているということです。

 その代表的な3つを挙げてみると

  1,リーダーの自己不一致によるメンバーの抵抗

  2,理念(価値)の押し付けによるメンバーの抵抗

  3,理念の意義・意味が腑に落ちないためのメンバーの抵抗

 1つめの「リーダーの言動不一致によるメンバーの抵抗」とは

 リーダーが経営理念で唱えていることと、実際の行動や言動に乖離があり、そのギャップにメンバーが、混乱してしまう場合です。

 混乱はリーダーに対する「不信感」を招き、それがそのまま、理念に対する不信感へとなってしまうことが少なくありません。

 2つめの「理念(価値)の押し付けによるメンバーの抵抗」とは

 一方的に理念を押し付けられることにより、理念そのものにではなく、その展開の仕方にメンバーが抵抗をする場合です。

 この場合、例え理念がメンバーの共感を生むような内容であったとしても、メンバーや組織の抵抗に、中々理念は浸透しません。

 3つめの「理念の意義・意味が腑に落ちないためのメンバーの抵抗」とは

 通常、経営理念は抽象度の高い文章にまとめられることが多く、「言葉」としての理解できるものの、その言葉の奥底にある「エッセンス」を心の深い所で実感できないための発生する抵抗です。

 この場合、往々にして

「言っていることはわかるのだけどピンと来ない」

「きちんと説明してもらったことがない」

「きれい事な気がする」

といったような声が囁かれたりします。

以上、

 1,リーダーの自己不一致によるメンバーの抵抗

 2,理念(価値)の押し付けによるメンバーの抵抗

 3,理念の意義・意味が腑に落ちないためのメンバーの抵抗

 の3点から経営理念が浸透しない場合の代表的な要因について説明して参りました。

 そして、このような状況の場合、もしあなたがその組織やチームのリーダー、或いはプロジェクトチームであればどのような対応をされるでしょうか?

例えば
 ・ 会議や朝礼での理念唱和の強化
 ・ 常日頃の理念の大切さの教育
 ・ 経営計画書や社内報、社内の至る所への理念の掲載

などでしょうか?

 残念ながら、このような「更にアクセルをふかす」対応は、大きな効果を発揮しない場合が少なくありません。

 逆に、更に組織やメンバーの抵抗を高めてしまう場合も少なくありません。

 では、如何に経営理念を浸透していけば良いのか?

 次回はその実践論についてご説明していきたいと思います。

 11月4日の平成新践組ビジネスCafeでは、チーダーの強い想いでチームの団結力を生み出し、震災後の岩手で急成長を遂げている鈴木勝美氏をお招きして、ダイアログを展開します。

ご興味のある方、是非御覧下さい。
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# by kazu-yamada | 2011-10-27 09:35

飛躍するリーダー、空転するリーダーほんの小さな3つの違い

先週金曜日に開催された、当社主催のチェンジリーダーズダイアログ「平成新践組ビジネスCAFE」

ゲストスピーカーは、多くのアスリートを全日本クラスに引き上げたパーソナルトレーナーであり、トレーニングジムの多店舗化で急成長を遂げているプロサポートジャパン代表の加藤孝幸氏

加藤氏の経営はとてもシンプルであり「アスリートに言っていることを自らの経営で実践すること」

そこには目からウロコのようなヒントや手法が無数にあったのですが、終了後の懇親会で、その根っこにあるエッセンスを聞いてみると

「ビジョン達成を願うのではなく、達成すると心に決めること(覚悟を決意すること)」
「ビジネス(現実)を本気で遊ぶこと(ワクワクすることに取り組むこと)」
「今日、有能かどうかではなく、今日何をしたかにフォーカスすること(実践すること)」

の3つとのことでした。

確かに、私自身、多くの経営者のサポートをさせて頂いて、業績が思うように伸びない、チームが元気でないリーダーには3つの特徴があるということを実感しています。

それは

「ビジネスの飛躍を願うけれど、どこかでそれは叶わぬことと思っている」
「ビジネスは学校の宿題のような義務であり、どこかで苦痛と感じている」
「他者と比較して有能でない自分に悩み、考えることに偏重し、実践を怠る」

経営計画、マーケティング戦略、人事評価制度、組織構造etc
理念の実現、目標達成を図る上でどれも大切なことだとは思います。

ただ、その根幹には、中心者であるリーダー自身がどちらの「3つ」に位置しているのかが、大きく未来を左右しているように思います。


業績が思うように伸びず、サイクリンング(空転)している、部下や組織が中々主体性を発揮しない、とお感じの時には、リーダーである自分自身の「3つの視座の棚卸」を実施してみることの重要性に改めて気付かされた平成新践組ビジネスCAFEでした。
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# by kazu-yamada | 2011-10-17 10:43

ビジョンと覚悟

段々と秋も深まり、キンモクセイの香りがいろいろな記憶を蘇らせてくれます。

さて、昨日は当社が月に1回主催している、多種多様な経営者が集っての参加自由型ビジネスランチ「ALOHACafe」が楽しくも、深く、軽やかに開催されました。
ご参加頂いた皆様ありがとうございます。

さて、その中で、出版社を営んでおられる経営者から

「今は知識や情報が誰でも当たり前にいつでもどこでも手に入る時代であり、それ自体の価値は以前と比べ著しく低減した。」
「では、これからの時代に求めれれるものとは何か?」
という問いが出されました。

参加された経営者一人一人にとって、古くて新しいとても重要な「問い」であり、そこから、とても貴重なアイデアが紡がれていきました(守秘義務のため詳しい内容は掲載できずごめんなさい)。

そんな対話の熱も冷めやらない夜、とあるIT集客プロデューサと会食をすることとなりました。

そこで、昼間の「問い」の実践者に必然的に出会うことが出来ました。

それは、一言で言えば「ビジョンと覚悟」。

更に言うならば「ビジョンと覚悟」があるからこその、実践での試行錯誤(失敗)の量とそこから生み出された知恵の豊富さ。

この量と質が半端でない。

本からの知識武装では生まれない(知識武装も大切ですが)、別次元のオーラと納得感。

改めて、「自らの本当はどうしたい?」に向き合い、そして「覚悟を決めて一つのことに深く取り組む」ことの根源を教えて頂いたような気がします。

10月14日の平成新践組ビジネスカフェは、そんな「ビジョンと覚悟」の旅を人生を掛けて歩む、熱くも軽やかな経営者をゲストスピーカーに迎えて皆で知恵を紡いて参ります。
ご興味のある方は、リンクスビジネスラボラトリーWEBを御覧下さいませ。
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# by kazu-yamada | 2011-10-08 08:51

こんな自分とチームであれたなら

「好きなことをやっていいぞ」
「でも、大変なことになるぞ」
「そして、逆境では、人間は臆病で弱いのだよ」
と父

「優秀な貴方は受け入れるよ」
と母

自分史の中で、両親から貰った(ように受け止めている)、幼少~青年期の言葉にならない、でも強いメッセージシャワー。

この声が、あるステージまで私を連れて行ってくれた。

ところが、このメッセージはある時点、あるシーンで、私を先に進ませない繰り返しのブレーキに。

そこで、
「好きなことやっていいぞ」
「足りないものは俺が補充する」
「責任は俺が引き受ける」
「例え無能で最低でも、ここに100%存在してOKだよ」

と両親に代わって、自分で自分にメッセージシャワーを届けるように。

どうやら、少しづつ、また前に進みはじめているようです(三歩進んで二歩下がる)。

まだまだ、今はほとんどできてはいないけれど、自分の家族やチームにも「I=私が」を「We=私達も」にして、同じメッセージを届けたい。
苦しい時にこそ、それが言えるような、そんな自分とチームでありたいな~。
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# by kazu-yamada | 2011-05-13 07:18

そよ風

明日からGW。

「GW、福島から離れて過ごしてみたい」と、被災地で必死に頑張っている親しい知人が我が家に遊びに来てくれるとの連絡がありました。

自然体で共に過ごそうと思っています。
そして、一緒に「これまで~未来~今」を語り合えればと思います。

そうそう、我が家では小さな、しかし長い目で見れば大きなそよ風が起こっているようです。

それは、娘の食事の順番。

以前は、先ずは苦手なものを先に食べて、大好きなものを後で食べていました。

ところが、気がつくと「大好きなものを先に、苦手なものを後に」食べているのです。

娘に聞いてみると
「だって、あの地震で考えが変わったの。なんだか好きなものを後回しにしちゃいけないって思ったんだよ」
との返事。

きっと、眼には見えにくいけれど、新しい何かがはじまっているのだな~と改めて思います。
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# by kazu-yamada | 2011-04-28 06:31

混迷と黎明

3・11からもうすぐ一ヶ月。

ここ最近の経営実践及びコンサルティング体験から思うことを口に出したいと思います。

☆混迷とするか黎明とするか

きっと、この違いは、
☆恐怖と不安から「自動反応」するか
☆心に安定をつくり「自己選択」するか

の違いかも知れません。

恐怖と不安から「自動反応」すれば
社員を鍛え、売上(結末)を追い、社会性を見失い、「lose&lose」サイクルを強化する。

心のなかの安定と握手し「自己選択」すれば
社員を勇気づけ、顧客との信頼と絆づくりを重視し、社会システムの一員として、「win&win」サイクルを強化する。

恐怖と不安のシグナルは「早急な変化とリターンを欲している時」
安定のシグナルは「変化やリターンにはタイムラグがあることを思い出し、受け入れている時」

今、この時、
全て、自分自身に言い聞かせていることです。
この場を借りてシェアさせて頂きました。

皆様と皆様と繋がっている方々にとって、今日が良い一日でありますように。
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# by kazu-yamada | 2011-04-08 09:03

エッジを越えて

波乗り仲間と共に、飯岡漁港にいってきました。
被災地を訪れ、これまでお世話になった海のゴミ拾いをしようと。
本当をいうと、正直、私の心のどこかに、津波の爪痕への恐わいモノみたさもありました(被災地の人ゴメンナサイ)。

行ってみると・・・

言葉が出たのは最初だけでした。

そこには点線で透明になってしまった、そこにあった筈であろう食堂・・・
粉々の工場・・・
ヘシャゲタ家・・・
ゴミ拾い・・・海辺は全て波で浚われ何もなく、変わりに瓦礫が重機で一箇所に高くヤマ積みされていました・・・

映像では理解できない、現地の痛みに絶句してしまいました。
(きっと、宮城はこんなもんじゃないよね・・・)
そして、自分の何も出来ない無力さが込み上げてきました。
しっかり整理してきた筈なのに。

涙がこぼれてきました。

何かを楽しんで良いのだろうか?
家も食べ物も何でもある中で生活して良いのだろうか?
平気でいるだけで申しわけない・・・という気持ちで覆われました。

会話が消えました。

それでも、よ~く見てみると
至る所に、「ありがとう!!」と画用紙や板切れに書かれた看板が立てかけてあります。


至る所に、黙々と改修作業をする人々がいます。

漁港では漁船の修理が既にはじまっていました。

暫く街を漂っていると「日本は確実に復興する」という実感が湧いてきました。

沈鬱な雰囲気に覆われた車内で、誰からともなく
「この痛みをしっかり持って、それでも笑って上向いて歩こうよ」
「俺達だから出来ることを、目の前にいる人に、博打に走らず、確実なことに注目して、それを確実にやり抜こう」
「矢を向けられるかも知れないけれど、それでも、自分らしく生きよう」

と決意を新たに帰ってきました。
エッジを越えて海にもほんの少し入ってきました。

いってきて良かったと思います。
ピエロのように、痛みを持って、笑っていこうと思います。
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# by kazu-yamada | 2011-04-04 00:16

ペルソナ(仮面)

坂口憲二主演のテレビドラマ「医龍」

同じサーファー

彼のサーフロードムービーを観て、個人的に、かなり好感を抱いている

サーファー坂口憲二

医流の坂口憲二

同じ側面もあるけど、随分と違う

流石「俳優」

自然に「医龍」のペルソナ(役柄)を演じる。

では、僕は?

コンサルタント

コーチ

経営者

リーダー

etc

ペルソナ(役柄)?

素?

それぞれの「ペルソナ(役柄)」に囚われることなく、それを自覚して生きていくことの大切さ!!

自分が自分であるために
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# by kazu-yamada | 2010-10-14 22:18

コーヒーの味は心のリズム

ほぼ毎朝コーヒー豆を挽く。

同じ豆で、同じお水で、同じ道具。

なのに、味が毎回違う。

考え事をしながら
時間を気にして焦りながら
テレビを観ながら

音楽を聴きながら
豆を挽く音を聴きながら
「美味しくな~れ」と唱えながら

驚くほど味が違う。

でもその味は、驚く程に、その時に心模様に似た味がする。

これは豆だけではないかも知れないね。
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# by kazu-yamada | 2010-07-10 07:57

スペシューム光線

「皆で良くなろう!!」
「自分が自分らしく」
「あなたがあなたらしく」

と言う思いDE創った会社。

なのに・・・

いつのまにか・・・

「なんでもっと真剣に自分を磨こうとしないだ!!」
「もっと本気で取り組まなければお客様がかわいそうだろ!!」
「なんで!!・・・」

いつのまにか、スタッフに「スペシューム光線」を発している。

スタッフはリーダーの強烈なスペシューム光線に「まるで自分が悪者」のようにやられてしてしまう。

自分だけが正義の味方。
自分だけが正解。

違う違う
そうではない。

ことのはじまりは「皆で良くなろう」だった。

「怪獣退治」ではない。
彼らは大切な「ダンスパートナー」

スペシューム光線をダンスステップにしていこう。

ともすると「権力」に不感症になってしまう私だな~
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# by kazu-yamada | 2010-05-24 21:22